遺産相続の相談と手続きの後は、家財の整理も意外と大変。

相続付帯手続き

家財整理をしていると下記の①~⑨に大まかですが分類できます。

―分類―

①貴重品等は皆さんで持ち帰ったり保管

②買取してくれそうなもの

③値段は付かないが引き取ってくれそうなもの

④まだ使えるが、一部汚れていたり、壊れていたりするもの

⑤処分するのに一筋縄でいかないもの

⑥一般廃棄物と茶碗などのセトモノ

⑦リサイクル家電品

⑧屋外にあるもの

⑨消火器

上記①~⑨の家財整理時について

①についてはさほど問題はないと思います。

②と③は区別が難しいです。
従って、リサイクル業者さんが来るまで、
ざっと置いておくだけではなく、使わない衣装ケースや段ボール、
廃棄予定のタンスの引出等を転用して「持って行き易く」しておきましょう。
業者さんも、持ち出しやすく箱に入っていたりすると、意外に引取してくれます。

④廃棄でも仕方ないですが、持込をすると無料で引き取ってくれるか、
場合によっては買い取ってくれる業者さんもあります。

引き取った後、海外向けに「実用品」として輸出される会社さんも中にはあります。
ですから、②③と同じように保管しておいても良いかもしれません。
引き取ってくれないときは「持込」にスイッチするなど。

⑤主に仏壇仏具でしょうか。
こちらも廃棄するには中々踏ん切りが付き難いですし、
巷でお聞きするお焚き上げも、
現状では安価な整理方法とは言えないような気がします。

そこで、④と似ていますが、
日本製の仏壇仏具は東南アジアの仏教の国でも需要があるそうです。
付属品や破損程度にもよりますが、持ち込めば無料で引取、
輸出して必要な人の下で役立てて頂ける方法もあります。

⑥家財整理は、自治体の呼称は様々ながら「臨時ごみ」という属性に位置するようです。
この場合、自治体指定の一般廃棄物処理業者さんが引取回収に来るのですが、
一定の分別はされると思いますが、その中でも特に割れ物の食器類「セトモノ系」は、
気を付けて分別してください。

理由は、パッカー車と呼ばれる圧縮して回収する車において「圧縮できない」からです。
間違って中に入っていたりすると、近隣にすごい音が鳴り響きます(バリン!とか、パーン!とか)。
回収自体は一緒の日であることが大半だと思います。

⑦エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などですね。
こちらは買取されない場合は、所定の費用が掛かります。
⑥とは別の日に来ることが多いようです。

⑧特に、物置などでしょうか。
用途が屋外であることから、意外に中古品の需要は高いようです。
屋内だけに気を取られがちになりますが、
物置があれば、一応買い取り業者さんに声だけかけてみて下さい。

⑨消火器は、大半の一般廃棄物処理業者さんは回収しません。
どこで処分するかというと、結構な数がありますので、
処理業者さんに作業中にお聞きしたり、
最寄りのホームセンターさんなどに聞いたりした方が、
ご自宅から近い場所を教えてくれると思います。
処分費用はおおむね1本、1500円前後のようです。

指定処理許可業者へ

大よその自治体は、家庭から出る「臨時ごみ」は一般廃棄物という属性となり、
一般廃棄物処理業許可を保有している事業者で、
更に自治体からその地区の指定委託を受けている業者でしか、
収集運搬できない決まりになっています。

なので、「引取します~」と拡声器で響かせながら町内に訪れる業者さんは、
法的にグレーと表現するしかありません。

家財整理時は、なるべく買い取り業者さんに買取・引取してもらったりして、
容積が減った方が処分費用も自ずと削減できます。
特に①~⑤については頑張ってみる価値はありそうです。

(さいごに)

なお、家庭ごみの収集運搬は、作業員の方は原則として屋内作業はしてくれませんので、自力で屋外(軒先や庭など)に搬出する手間もあります。計画的に、皆さんで力を合わせて、ときには外部のサービスを利用しながら、家財整理をされることをお勧めします。お身体には気を付けて下さいね。

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