OSB合板 (北米産)で昭和の建物をリノベーション。(仙台市宮城野区)

DIY

OSB合板  (北米産)という素材あなたはご存知でしょうか。
北米産の OSB合板 は”APAエンジニアード・ウッド協会”が取扱っています。
当協会はアメリカの首都ワシントンに本部を置き、150を超えるOSBを取扱うメーカーが名を連ねる、
1933年設立の非営利団体です。
この”APAエンジニアード・ウッド協会”のHPでは、
OSB合板のことを下記のように紹介しています。
O:Oriented (オリエンテッド:配向性)
S:Strand(ストランド:細長い削り片)
B:Board(ボード)

今回は、この”APAエンジニアード・ウッド協会”が推奨する、
北米産のOSBを使用して、築年数50年超の建物内をリノベーションした事例をご紹介します。

昭和に建てた併用住宅でした。

ちなみに併用住宅とは、住むスペースと商売をするスペースが、
1つの建物内にあるものを指します。
例えば、クリーニング店等を自宅でやっている場合は、
表通りにお客さん用の店の入口があり、裏通りには家族用の玄関がある・・・
といった感じでしょうか。。

そして、今回OSB合板でリノベーションした建物も、この併用住宅でした。

20年近くテナントが入らずに廃墟となっていた商売用のスペースと、
見るからに「昭和」を感じさせる和室間のつづき部屋・・・
壁も床も、なかなか手強そうです・・・

まずは片付けと通電からでした

まずは部屋や商売スペースだったところを片付けます。

とんでもない量の家財などを屋外に搬出しました・・・
でも、やってみるとスッキリするもんです。
※後日予約していた市の委託業者さんが収集に来てくれました。

電気すら通ってなかったので、まず通電しました。
床が大変なことになっていたので、こちらは内装業者さんにクッションフロアを貼ってもらいました。

次は壁面。以前から気になっていたOSB合板を探すが・・・

さて、お待ちかねのOSB合板だと・・・
最寄りの幾つかのホームセンターにいきましたが・・
ない! OSB合板売ってないんです!
いや正確に言うと欧州産OSBは売ってるんですが、
北米産のOSB合板はどこにも置いていないのです・・・

※欧州産と北米産の違い

この写真の左が欧州産で、右側が私のほしかった北米産です。
左側の欧州産は比較的どのホームセンターでも置いていますが、
右側の北米産OSBは殆ど取り扱っていなかったのです。

これには困りました・・・
じつは、この何年か前に私の自宅の一室をOSB合板でリフォーム業者に仕上げてもらっていて、
OSBというものは私の部屋と同じ北米産しか無いものだと思いこんでいたのです・・・
ホームセンターで初めてマジマジと見つめて種類が異なることをしりました・・・

・・・そして、ちょっと途方に暮れました。
欧州産も嫌いじゃないけど、壁一面に貼ろうとは思わないな・・・
数日間悩んだでしょうか・・・ある日じっと自分の部屋で壁を見つめていると・・・
「ん? APA? エインズ・・・??」


すぐに「APA」でインターネット検索すると、”APAエンジニアード・ウッド協会”が出てきます・・・

APAに問い合わせると、北米産OSB合板を入手できるお店を教えてもらいました。
早速必要な枚数を依頼して、配送の段取りまで済むと・・・

OSB合板の施工へ

一時はどうなることかと思いましたが、やっと手元に北米産OSBがきました。
1820✕910のいわゆる6フィートとか6尺と呼ばれる畳一枚くらいのサイズですね。

DIYで施工中①

まずはカットしなくても張れそうなところから着手。
なんの下地処理もせず、壁紙や土壁の上から貼れるのが良いところです!

DIYで施工中②

OSBをノコギリでカットしながら壁面を埋めていきます。
後で人に話してビックリされましたが、わたし全て「手ノコ」でした。
電動ノコギリがちょっと怖くて・・・音もすごいですしね(笑)
ノコギリはホームセンターで1000円くらいで買ったやつでした。

DIYで施工中③

こういう複雑なところは難しかったですが、
OSB独特の模様(わたしは幾何学模様と呼んでいます)が、
素人の施工の粗さを緩和してくれて・・・いやむしろ味わいに変えてくれます。

DIYで施工中④

だんだん仕上がってきました!

DIYで施工中⑤

壁面はなんとか貼り終わったので、
今度はデスクや収納棚などを別口で買った角材などと組み合わせて作っていきます。
金具とか買うの勿体ないし面倒だったので、端材でジョイントしたりしました(笑)

DIYで活躍したDIYで作った木工スペース兼保管庫

今も活躍中です。

OSBでリノベーションしたらこうなった

DIY直後の事務所の外観

執務スペース

応接スペース

※不定期にレイアウトが変わります。

部屋の様子(居住側)

※今回のものとは別な工事でした。

私のOSBへの想い

昭和の家で、廃墟の併用住宅だったんです。
畳ボロボロ、壁面ボコボコ・・・傷どころか穴がそこかしこに空いている有様でした。
事業スペースなんかは完全に廃屋状態でしたし、
居住空間の当時を見ればまもなく空き家になりそうなところでした。

しかし、今はどうでしょう。
わたしはOSB合板くらい人の心や目を惹くのに、
それほど費用がかからないリノベーションは、
今のところないと思っています。

そして、空き家・非居住の建物が、人の手でここまで変わるものだということを、
身を持って心身ともに実感することが出来ました。

古い家をどうしよう、誰も住まなくなった家をどうしよう・・・
こういったことでお悩みの方は絶対にいるはずです。

この記事を読んでいただいた方にはOSBの素晴らしさを、
目で耳で、そして身体で感じる機会が訪れることを、
心よりお祈りしております。

さいごに

今回色々お世話になった”APAエンジニアード・ウッド協会”様より、
私の事務所や居宅のことを当協会のニュースレターでご紹介頂きました。

今回はニュースレター作成のための取材に、
仙台の筆者の事務所までお越しくださいました。
中央:当協会・APAカナダプログラム日本代表:スコット・アンダーソン氏
右:ニュースレターを作成・ライター:出町正義氏
左:OSB合板をリフォームで取扱う・㈱ヒロ住建の専務取締役:加藤氏

今後も北米産のOSB合板を、もっともっと一般の方に知って欲しい。
OSBの良さを知れば、かならず関心を持つ人も多くなるはずだ。
そのために出来ることはお互いに頑張っていきましょう・・・

こんなお話をすることが出来ました。

“APAエンジニアード・ウッド協会”HP

株式会社ヒロ住建HP

P.S

あなたの町にもOSB合板はとどきます。
そして、今回のように空間へ新しい命を吹き込むこともできるんです。
それには時間も対してかかりません。
費用をかけたくなければ、私のように自分でやってもいいでしょう(DIY)。

わたしには、中学生から社会人の甥や姪が4名います。
全員が口を揃えて「カッコいい」「おしゃれすぎる」「自分の部屋をこうしたい」・・・
こんなことを言ってくれます。
そして、実際にいっぱい真似をしてくれてます。

こんなことが色んなお家で起きていけば、
空き家も相当減るのではないかなと・・・

古い家をリノベーションできれば、
宅地造成して自然を削り取ったりすることも緩和されて、
マイホームの購入よりも経済的負担が優しくならないかな・・・
そうしたら・・・皆の笑顔ももっと増えるのではないかな・・・

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