言葉が代言人(弁護士)へ、文字は代書人(弁護士以外の士業)へ
なぜ代書が必要になったかの前に、なぜ文字ができたのか。
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言葉と文字の発明
人類は進化のなかで「言葉」を発明しましたが、音声としての言語は基本的に対面によるコミュニケーションで有効であり、それを蓄積し、遠方に伝えるためには、「文字」として表現する必要がありました。
古くはモノそのものを表す「絵文字」が生まれ、それが「ある観念」を表すことの出来る「表意文字」に発展し、学問・教育等を生み、法律が作られ、人々の生活に浸透していきました。
そして、文字を読み書きできない人々のため代言人や代書人が生まれ、法律の読解を通じ、権利の保護や事実を証し、紛争を未然に抑止する専門家とし今日へ至ったのかもしれません。
存在意義
それは、テレビやラジオの電波、ガス、電気、水道・・・海や山、動植物、自然の恵みと同じように、その存在意義・使命をまっとうするために存在するものとも表現できます。
例えば、私達の生活に欠かせない電気は、“発電所→送電線→変電所→配電線→私たち消費者”という仕組みが当然のようになっています。
プロとは
ですが、誰がこの「電気」を見つけ、どのように発電して各家庭へ送電する仕組みを作り上げたのか、ただ利用するだけの私達には到底理解も知識も及ばないところ。
他の事でも言えますが、それらを、供給する、仲介する、橋渡しをする、管理する、収穫する、調理する、身体を治す、癒やす・・・これら「有形無形のエネルギー」を人々が享受できるよう、日々鍛錬を行い続ける者を「プロ」と呼ぶのかもしれません。
行政書士であれば、紛争の未然抑止・難解書類の読解作成などのプロとして、求める人々の役に立つのが使命と言えるでしょう。
テレビやラジオ、生活インフラ、製造、建設不動産、物流、医療、飲食、公職など、すべての職業階級における個々の使命において同じなのは、言うまでもありません。
弊所の方針
ま、堅い文面になりましたが、もともとある何かを激変させるのではなく、伝承されてきたものを、謙虚さをもって受け継ぎ、時代の変化に応じながら必要な知識と技術を習得し(これに終わりがないこと)、その仕事やサービスを求める人へ、なるべく素材そのものを提供する(そこに幅広い知識と、自我を混入させない広い心と視野がある)。それが信念となっているから、良質な取引先・顧客や患者に恵まれているのかもしれないと。
これらを忘れて、過大な利益追求や自己顕示、本来扱うべきでないものの判断ができなくなると、たちまち顧客が離れていってしまうだろうと。
私の帯安行政書士事務所も、謙虚さを持ち、謙虚さを忘れそうになったときも立ち返り、この信念に沿って経営しています。