以前、80代後半の隣の人と下水管のことで度々言い合いになる。
という相談が50代の方からありました。
隣接地の地面に下水管
簡単に言うと、奥まった家が相談者、隣接地が道路沿い。
そして、相談者宅の下水管が道路に向かって隣接地の下を通っていて、
用を足すたび「ジャー・・・」と隣接地の地面で音がするという状況。
我慢できなくなったお隣さん
「これ」が我慢できなくなってきたようだとのこと。
(経緯は、昔隣人の方と相談者の父親が「これ」について合意約束していたが、
相談者の父親が亡くなり、それから1年くらい経過して言い合いが始まったと)
相談者の話をお聞きしているうちに、
昔は「これ」について、亡くなった父親が、
かまぼこ、和菓子などを年の暮れに隣のお宅へお届けしていたということがわかりました。
お父様のやってたこと引き継いでますか?
今もそれを続けているか尋ねたところ、
「父が亡くなってからは届けたことはない」とのこと。
相談者「そうか・・・それですかね!?」
行政書士「ま・・・一部はそれが原因かもしれないですね。」
そして、直ぐにお父様がよく届けていた和菓子を、翌日お詫びとともに持参されたそうです。
今では笑顔で話せる
この相談者の素晴らしいのは、
じつは1回目では受取を拒否されたそうです。
しかし、その後も前向きに、日常でも顔を合わせたら笑顔で会釈する等続けたところ、
数週間で肩を叩きながら笑って会話ができるまでになったと。
お菓子をすいません
今は、相談時から2年以上経過しましたが、時折ご連絡頂き、
「仲良くやってます」と教えて頂きます。
これもまた、形を変えた相続対応だったのかもしれませんね。
報酬は「あの和菓子」でした(感謝)
にゃんこ監督の仙台・帯安行政書士事務所
1970.01.01
にゃんこ監督の仙台・帯安行政書士事務所