あなたの好きなことを磨くと 行政書士の年収は安定する。

行政書士の集客

 

 

行政書士の年収 の統計を

必要以上に気にかける人が多い気がします。

 

 

 

士業に限らず、飲食店だって、物販だって、

買ってくれる人・利用してくれる人がいなければ、

そもそも稼ぐことは出来ません。

 

 

例えば・・・司法書士さんはどうか?

 

 

(あくまで知人の司法書士さんのお話し)
なので参考程度という点ご承知くださいね。

 

まず司法書士さんは、

毎月3万円前後の会費を納入します(年間36万円前後)。

 

 

 

何もしなくても、

家賃以外に毎月3万円前後かかりますから、

司法書士さんは仕事を止めることはできません。

 

 

 

業種が業種なので、大半の方は自宅でなく

事務所を借りていますし、

銀行や不動産会社、個人宅への出張対応が多く、

アシスタントさんも雇わないと、

電話や事務所の来客等の対応が出来ません。

固定コストは、光熱費など入れて、

30万円前後になることが予想されます。

 

 

 

そのため、毎月の家賃や登録免許税の立替などもあり、

5〜6件程度の登記業務受託では少し厳しいでしょう。

単純計算でも、月間20件くらいの受託は必要そうです。

 

 

 

さらに、クライアントに請求できる報酬の幅に、

裁量が許されていない部分が多いようで、

司法書士会連合会や司法書士会で、

その旨のガイドラインがあるようです。

 

 

 

行政書士と似ているのは定期業務が少ないこと。

行政書士と違うのは、名刺の配り方で

登記手続の受託件数を増やすことが出来ることと、

商業登記も不動産登記も、

法人個人に関係なく需要が絶えないことでしょう。

 

 

 

行政書士からの目線で他士業を見ても、

司法書士さんの業務は多忙を極めます。

士業の中でも、最も相談件数が多く見えますし、

土日も関係なく動いている印象です。

 

 

 

月間何件の登記手続きを受託して、

うち何件を完了させるか・・・

基本的には、この完成件数が、

司法書士さんの主な報酬源と言えそうです。

 

 

 

税理士さんはどうか?

 

 

(これもわたしの知人の税理士さんのお話しです)

企業さんの月次(げつじ)とよばれる

記帳業務(領収書とかなんとかのまとめ)

で毎月数万円で顧問契約する。

 

 

顧問先を何十、何百と増やし、

売上を数百万〜数千万あるいはそれ以上のものとして、

事業を展開されるスタイルのようです。

 

 

ほかにも、相続税や贈与税の申告代理など、

業務量はかなり多い業界であると聞きます。

 

 

税理士さんの年収はよく知りませんが、

経営側の税理士さんと

雇われ側の税理士さんでは

大きな差が生じると予想されます。

 

 

 

税理士さんは個々のスタイルに応じて、

事務所規模の差がもっともある士業という印象です。

 

 

自宅開業の方も見かければ、

中心部にオフィスを構えている方もいます。

 

 

税理士さんの会費は、

司法書士さんと行政書士の、

中間くらいとお聞きしています。

 

 

では、肝心の行政書士は如何か?

 

 

まず行政書士は、

毎月5000〜7000円前後の会費を

納入します(年間6〜8万円前後)。

 

 

 

自宅開業しても、

それほど支障がない取扱業務が目立ち、

一定の規模になるまでは、

自宅での開業をするケースが多いです。

 

 

 

開業直後は、事務所としての家賃負担がない場合が大半で、

会費の負担も軽いうえ、補助者を雇う必要性も薄く、

数ヶ月程度なら、仕事がなくてもなんとかなります。

 

 

 

そのため、集客や収益に対するハングリー精神が、

他士業に比べて低い傾向があり、

「仕事がない」「儲かんない」と愚痴をコボしつつも、

何とかなってしまうような話もよく耳にします。

中には、アルバイトをしていたり、

他の仕事をしながらという人も目立ちます。

 

 

 

ただ、一つ特徴的なのは、

クライアントに請求できる報酬の幅が比較的自由であり、

一定の常識ラインは求められるものの、

個々のもつ経験や技術を前提に、

サービス提供能力や顧客満足度に沿って、

型に嵌まらない顧問・コンサルティング等が行えることです。

 

 

 

税理士さんは「税務署」という独占的な官公署があること。

司法書士さんは「法務局」という、ほぼ独占的な市場があること。

逆手に取った表現をすれば、

税務署と法務局だけ・・・こういう言い方もできます。
(否定的な意味ではありませんのご留意下さい)

 

 

 

―― これに対し、行政書士が前者と異なる部分は、

依存できる市場(官公署)がない(掴みどころがない)が、

法令で禁じられた部分・・・それ以外は、

個人の経験や知識、技術やノウハウを用いて、

如何様にも、提供サービスの開発ができる・・・

こう言えます。

 

 

もちろん、官公署に・・・権利義務の・・・・

と言った、行政書士の専属業務は大事です。

 

大事ですが、もっと大事なのは、

行政書士の専属業務だけにこだわらず、

あなた自身の可能性を、遠慮なく追求していく姿勢・・・

これが「最重要」なのではと、そう思います。

 

 

 

あなたの特技を磨けばいい。

いや正確に言うと、好きなことを磨けばいいですかね。

嫌なことはつづきません。

 

 

好きなことはつづきます。

だから、好きなことを磨く方が、

たぶん長く続けられていいはずです。

 

 

 

 

行政書士の年収は?

 

※これは筆者個人の一例であり十人十色であることご留意ください。

全員にあてはまる内容ではありません。

 

行政書士の一般的な業務だけやっているとき

 

 

行政書士の専属業務だけやっているときは、

年間200万円位が限界でした。

相続業務を年間10件くらい受託して、

1件あたりの報酬が12〜13万円くらい。

 

 

農地転用や古物商、産廃系の許認可を、

5〜6件依頼されて、合計70〜80万円くらいの報酬。

 

 

相続と許認可合わせて、年間200万円くらいです。

サラリーマンの方が稼げますね。

 

 

でも、年間15〜16件で、

毎月1件程度は新規の仕事受託してるんです。

それでも、月を跨いでの手続きも多く、

処理能力的には限界でした・・・。

 

 

 

顧問やコンサルティングまで幅を広げた直後の年収

 

 

最初の方は、月間3万円のものと、20万円の顧問契約の合計2口。

これで、年間276万円の報酬を確保することが出来ました。

 

 

これにプラスして、

相続業務や許認可業務などを従来どおりこなし、

効率性も上がって、年間270万円位に。

 

 

合計、年収約550万円になり、前年の2倍以上。

 

 

顧問の方は、自分の好きなことや経験・知識・ノウハウを活用したので、

ハッキリ言って、楽しくてしょうがない!

でも、報酬は頂けるという好循環。

 

 

税理士さんや司法書士さんとは、

明らかに異なる切り口での仕事の引き受け方です。

 

 

その後も蓄積して年収は向上

 

 

顧問契約も、何口か増やし、

やや非効率なスポット業務は、

他の行政書士さんとも提携しながら、

横のつながりで処理していくようになりました。

 

 

今では、顧問契約数も通年で3倍程度まで増え、

年間の報酬も・・・こちらは、ご想像にお任せ致します。

 

 

もちろん、わたしなんかよりも

多くの売上を計上している行政書士さんは

たくさんいるはずです。

 

 

 

そんな中で、私がここで、

あえて自分のことを申し上げたのは、

ちょっと頑張れば、

私なんて直ぐに追い抜けますよ・・・

・・・こういうことです。

 

 

追伸

 

なるべくでいいんですが、

行政書士の年収の統計や噂なんて

気にしないほうがいいですよ。

 

 

行政書士法に定める主要業務で食べていくというよりは、

あなたの好きなことを行政書士のライセンスの中で反映していく・・・

そんなイメージをしてみるのが1つの考え方だと思うのです。

 

 

さらに言えば、楽しく好きなことだけやっている

そんな行政書士のほうが自由に、いつも笑顔で、

お客さん受けも良い気がします。

 

 

だから 行政書士の年収 を気にするよりは、

行政書士になったあなたにできそうなことで、

あなたが好きで長続きしそうなことはなにか考えて・・・

 

 

もしかすると、そういう考えこそが、

行政書士としてのあなたの年収額を左右するのかもしれませんね。

 

 

 

 

ちなみに、私の「顧問業務」の多くは、

クライアントさんの「売上や利益」の向上に資するものです。

ホームページやダイレクトメール、良質な顧客名簿の作成含め、

独自の観点と発想を重視して、本や巷の一般論とは異なったサービスを提供し、

それが、関心と実績に繋がっているようです。

 

 

よかったら、あなたの今のお悩みなんか聞かせて下さい。

自分では分からなかった・気づかなかった・・・

そんな糸口くらいは、見つけるキッカケになるかもしれませんよ。

私も、色んな人のお話しを聞けることで、自身のことを知ることも出来ますので。

 

 

お互い様です、お気軽に。

 

 

 

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